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【恋愛心理学】吊り橋効果とは?詳しく解説【心理学卒が監修】

2021/9/28

 

【恋愛心理学】吊り橋効果とは?実例ありで詳しく解説【心理学卒が監修】

 

こんにちは、Rです。

 

今回は「吊り橋効果」についてです。

 

聞いたことがあるという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 

実際に効果があるのか詳しく見ていきましょう。

 

この記事を読むと分かること

  • 吊り橋効果とは?
  • 吊り橋効果のメリット・デメリット
  • 実際に効果があるの?



この記事を書いた人

 

この記事は大学で心理学も学んでいる大学生です。

 

管理人

また、心理学部卒の管理人も監修しています。

 


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吊り橋理論とは

 

吊り橋理論(吊り橋効果)とは、人は生理的に興奮することで自分が恋愛していると認識するという恋愛心理学の一つです。

 

だれしも、意中の異性とは、理想のデートがしたいものでしょう。

 

しかし、「自分の好きなプランでデートすればいいのか」「相手が好きそうなものを優先すればいいのか」など多くの疑問や葛藤があなたを邪魔して、なかなか納得するデートプランが立てられずに、意中の異性を逃してしまうなんてこともあると思います。

 

そのような時に、有効になるのが吊り橋理論になります。

 

上記のデートプランの答えを先に述べましょう。

 

答えは「映画館でホラー映画を観る」です。

 

なぜホラー映画がデートに最適なのかは後で解説していきますので引き続き、記事をお楽しみ下さい。

 

ここからは、吊り橋理論に関する詳しい説明や体験・経験談も交え吊り橋理論について解説していきますので、意中の異性との距離をどうにかして縮めたいと考えているあなたは参考にしてください。

 

吊り橋理論の詳しい内容

 

吊り橋理論とは、1974年にカナダの心理学者であるダットンとアロンの「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証された、世界的にも有名な感情の生起に関する心理学的効果です。

 

別名、吊り橋効果、恋の吊り橋理論とも呼ばれています。

 

また、吊り橋理論は恋愛だけではなく、ビジネスなどの場でも応用できる心理学です。

 

「生理・認知説の吊り橋実験」の内容と結果(『ヤバい心理術』参照)

 

(内容)1835歳までの独身男性を集め、渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない吊り橋の2か所で行われた。

 

男性にはそれぞれ橋を渡ってもらいますが、橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め、話しかけます。

 

その際「結果に興味があるなら後日電話をかけてください」と電話番号を教える。

 

(結果)吊り橋の男性からはほとんど電話があったのに対し、揺れない橋の男性からの連絡は、わずか1割程度だった。

 

この実験から分かることは、緊張感・恐怖感を共有すると、恋愛感情に発展することがあるということです。

 

心理学者の越智啓太は「一般的に感情は、出来事→出来事への解釈→感情という経路で発生する」と述べています

(『恋の吊り橋実験が上手くいくための条件とは』を参照)

 

つまり、ハラハラするような体験を二人で共有することで、相手は出来事の後に解釈される感情が、自分が恋愛しているのだと錯覚するということです。

 

ここまで解説すれば、「映画館でホラー映画を観る」が意中の異性とのデートになぜ最適なのかということが分かると思います。

 

映画館はデートの定番ですし、暗闇の中のパーソナルスペースを無視した恋人の距離を長時間保てて、これ以上にないシチュエーションを確実に再現できます。

 

そのような映画館をただ単に鑑賞して、ただの思い出で終わるのは非常にもったいないことだと言えます。

 

映画館で一緒にホラー映画を観て、ハラハラした体験を共有することで、映画館を出た後はなんの抵抗もなく手をつなぐことができ、今後の二人の関係が良好になるのも間違いないでしょう。

 

吊り橋理論のメリットとデメリット

 

ここからはそれぞれの「メリット」と「デメリット」についてご紹介していきます。

 

メリット

 

吊り橋理論の一番のメリットは、非常にさりげなく恋愛心理学を相手に仕掛けられるということです。

 

一般の恋愛心理学は、素人が実践しようとすると相手に気づかれて、意中の異性の自分に対する好感度を上げるどころか、一気にゼロにしてします可能性すらあります。

 

しかし、吊り橋理論は、言ってしまえば緊張感・恐怖感を二人で共有できる場所に連れていくだけなので、誰でも簡単に取り入れることができるという恋愛心理学だということが言えます。

 

デメリット

 

吊り橋理論のデメリットは、未だに異論があるということです。

 

倉原優は自身の著書の『本当にあった医学論文』の中で、吊り橋理論の真実に迫った論文を紹介しています。

 

そこでは、以下のことが紹介されています(一部省略)

 

 男女一緒にジェットコースターに乗ってもらい、一緒に乗った異性に対する好感度が高まるのか、降りた直後に見た第3者の好感度が高まるのかという研究。

 

研究結果を簡単に言うと、「一緒に乗った人に対する好感度は高まらないが、ドキドキ体験をした後に見た第3者には惹かれる」という結果になった。

 

つまり、一緒に緊張感を共有するのではなく、緊張感を体験した後に意中の異性の前に現れることが重要だということです。

 

他にも「イケメン・美女」に限るという研究結果もあると言われていますよね。

管理人

 

このように、吊り橋理論に関しては、異論があることがデメリットだと言えます。

 

しかし、緊張感を共有し、その後も意中の異性と一緒にいれば問題ありません(個人的見解)。

 

吊り橋理論に関する体験・経験談

 

今からご紹介する体験談はよい子は真似しないでね。

管理人

 

夜の学校で意中の異性との距離を一気に縮めた

 

高校二年生の時の話です。

 

自分には好きな人がいました。

 

好きな人とは、普段からよく話す友達というような仲でしたが、普段から相手も自分に少し気があるのではないかと感じていました。

 

夏休みを直前に迎えたある日、自分は好きな人と夜の学校でエモい写真が撮りたかったので、三日前くらいに好きな人を夜の学校に誘いました。

 

すると好きな人から「ばれたらヤバいから嫌」と言われました。

 

あたりまえです。

 

自分たちが通っていた学校は、完全下校が17時半だったので、夜まで学校に残って遊んでいるのが先生にばれたら大変なことになります。

 

しかし、自分はあきらめないで好きな人を説得し、何とか夜の学校で一緒に写真を撮ることを約束しました。

 

そして、当日

 

その日の最後の授業が終わり、お互い部活に行く前に部活終了後の集合時間と場所を確認しました。

 

後から話して分かったことですが、お互い部活に励んでいる途中からばれたらどうしようと感じ、焦っていました。

 

部活が終わり集合場所に行くと、彼女は自分より先に集合場所で待っていました。

 

「ばれたらヤバいからね」

「大丈夫でしょ、エモい写真撮ろうぜ」

 

このような会話を交わしつつも、写真を撮り始めるとすごく楽しくなってきて、気づくと緊張感は消えていました。

 

その時、廊下から足音がしました。

 

この時、今までにない緊張感を味わい、自分たちは、教卓の裏に身を潜めました。

 

「ばれたら終わりだ」

「最初からやらなきゃよかったのに」

 

しかし、自分たちがいた教室から足音は過ぎ去っていきました。

 

その瞬間、これまで経験したことのない安心と興奮が沸き上がってきて、二人で目を合わせて笑いました。

 

一緒に写真を撮った彼女は、今の自分の彼女です。

 

あの日を境に、二人の距離はみるみる縮まっていき、二人で遊ぶことも増えていきました。

 

夜の学校でハラハラしながら撮った写真は、今でも二人の宝物です。

 

あなたも吊り橋理論を活用して、意中の異性を振り向かせよう!

 

以上、吊り橋理論に関する解説をしてきました。

 

ここまでお読みになったあなたなら、吊り橋理論の内容や効果などは完全に理解したことでしょう。

 

あとは実践するのみです。

 

最初にご紹介した通り、意中の異性とのデートは「映画館でホラー映画」が最強です。

 

あなたも意中の異性と一緒に緊張感を共有して、心の距離を一気に縮めていきましょう!!!

 

【参考文献】

ロミオ・ロドリゲスJr(2015)『97%の人を上手に操る ヤバい心理術』SBクリエイティブ株式会社

 

 

越智啓太『恋の吊り橋実験が上手くいくための条件とは』

 

倉原優(2014)『本当にあった医学論文』中外医学社

 

 

まとめ

 

以上、「吊り橋効果とは?」でした。

 

いかがでしたでしょうか。

 

他の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

 



 

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