ポジティブ思考がいいと言われているけど、なかなかポジティブ思考になれない。。。
ポジティブ思考は本当にメリットだけなのか知りたい!
これらの疑問にお答えします
【筆者情報】
・昔から超絶ネガティブ思考だった!?
・大学で心理学を専攻
・2018年から産業カウンセラー/心理カウンセラー/メンタルコーチ
この記事を読むと分かること
・そもそもポジティブ思考とは
・ポジティブ思考のメリット・デメリット
・「とは言え状態」「無理ポジ状態」から抜け出す方法
結論から言うと、「デメリット」はあります。
理由
「とは言え状態」でのポジティブ思考は危険
ブレーキ全開、アクセル全開では前に進めない
では早速見ていきましょう!
ポジティブ思考とは
「ポジティブになろう!」「ポジティブシンキングが大事だよ!」と世の中で言われて久しいですが、そもそも「ポジティブ思考」「ポジティブシンキング」とは、どのような思考なのでしょうか?
積極思考(せっきょくしこう、英:positive thinking ポジティブ・シンキング)は、なんでも前向きに物事を考えればそれは実現し、人生はうまくいく、という考え方、物事の良い面を見ようと努め、ポジティブな姿勢を保ち、「思考そのもの」を変えることで現実を変えることを目指す思考法である。(Wikipediaより)
自己啓発や成功哲学の領域で主に用いられる思考法です。
引き寄せの法則などとも関係がある考え方ですね。
一般的には「悪い出来事が起きても、良い解釈をすること=ポジティブ思考」というイメージではないでしょうか。
実は、ポジティブ思考には注意も必要です。
積極思考は、時に認知を歪めることもある。現実を楽観的に捉え正確に把握できない「楽観主義バイアス」、ポジティブな妄想を強めるという指摘もある。(Wikipediaより)
自己高揚動機を満たす1つの方法は、自分自身および自分に連なる現象をバラ色のメガネを通して見ることによって、肯定的な方向に歪めることである。(「心理学(新版) New Liberal Arts Selection 」より)
この認知の歪みは、1989年には「ポジティブ幻想」と名づけられています。
実際に「それは本当にポジティブ思考なのか」「ただ認知を歪めているだけなのか」「傲慢なのか、自信過剰なのか、自惚れではないのか」と気になることってありますよね。
「ポジティブ思考」と「ポジティブ幻想」は非常に境界線が曖昧ですね。
ここでは先のWikipediaの意味、【「思考そのもの」を変えることで現実を変えることを目指す思考法=ポジティブ思考】として進んでいきます。
ポジティブ思考のメリット
ポジティブ思考のメリットは、言わずもがなだと思います。
あなたが今想像したメリットがポジティブ思考のメリットでしょう。
ポジティブ思考が効果的であるということが、「スポーツやビジネスでの成功」「健康」「人間関係の充実」など様々な範囲で深く広く浸透しているからです。
メリット一例
・仕事で成功した
・憧れの人に会うことができた
・素敵なパートナーと幸せに暮らしている などなど。
メカニズムの1つとしては、「ポジティブな言葉を使うとポジティブな脳の回路が活性化し、脳がポジティブなことを探したり受け取ったりするから」です。
また、やや「ポジティブ幻想」気味であっても、結果として積極的に行動できるようになるため、自分のやりたいことが実現しやすいのでしょう。
昔の私は「ポジティブ思考にメリットがあるのは分かってるけど、なかなかそうなれない!」という状態でした。
ポジティブ思考になれない原因
ポジティブ思考のデメリット
ポジティブ思考のデメリットとしては、「ポジティブにならないと!」と自分を責めてしまうことです。
人によっては、「ああ、またポジティブになれなかった」「自分はなんてダメなんだ」と落ち込んでしまうこともあります。
人生をより良くしたいはずなのに、「ポジティブ思考」に縛られている状態です。
「ポジティブなもの=善」「ネガティブなもの=悪」と決めつけてしまっていると、自分を責めるスパイラルから抜け出せません。
また、実際にポジティブに物事を考えられたとしても、心のどこか深いところで「とは言ってもな。。。」という感覚があると、「無理ポジ状態」になってしまいます。
(無理ポジとは、そのまま「無理やりポジティブ」です。)
無理やりポジティブでは、いずれ限界がきてしまうことは何となくお分り頂けるのではないでしょうか。
頑張ってポジティブ思考になろうとすることを否定している訳ではありません。
ただ、引きつった笑顔はもう必要なくなりますよ。
無理ポジ状態は、アクセルとブレーキ両方とも全開状態なのでしんどいと思います。
「とは言え状態」「無理ポジ状態」から抜け出す方法
「とは言え状態」「無理ポジ状態」から抜け出す方法を、今回1つだけお教えします。
それはズバリ、「未処理の感情を解消すること」です。
私たちは我慢することを美徳だと捉えがちです。
「悲しい」「悔しい」「さみしい」「怒り」などの感情から目を背けて、「感じちゃダメダメ」と感情に蓋をしてしまいます。
ネガティブだと思っている感情たちを無視した状態で、ポジティブ思考にはなれないのです。
「昔からある未処理の感情」は特に厄介です。
押入れの奥底に眠っている物を引っ張り出して片付けるような、かなりエネルギーの使う行為だからです。
しかし、片付けができた時は新しく生まれ変わったような爽快感、スッキリ感があります。
そして新しくできた空間に、ポジティブな言葉を入れてあげましょう!
それを繰り返していくことで自然と「ポジティブ思考」になれますよ!
自分では難しいという方は、人の力を借りましょう!
参考書
「未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する」著:城之石ゆかり
未処理の感情を抑えていたブレーキの緩め方を知っただけで、わずか数カ月の間に億単位の借金を完済したり、年商が2倍になったり、家族や夫婦間の問題を次々と解決していった方々が続出しています。(Amazonより)
ポイントは感じ「きる」こと。
焦らずゆっくりでOKなので、1つ1つ丁寧に「未処理の感情」と向き合ってください。
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まとめ
以上、「ポジティブ思考は本当にメリットだけなのか?」でした。いかがでしたでしょうか。
ポジティブもネガティブも両方自分のものにできたら最強ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた、別の記事でお会いしましょう!